ドールハウスの作り方も、いろいろあります。

凝る方は、
専門家に弟子入りして、瓦の焼き方を学んだり、
家具の作り方を修業したりしているようです。
ハウス本体も、本物の建て方を研究して、
同様に建てるって方もいるようです。

でも普通は、こうはいきませんよね。

一番簡単な、初心者でもすぐできる方法と言えば、
空き箱を利用する方法でしょう。

ハウス本体を作るのでしたら、木製の箱がいいですね。

素麺の空き箱のように、浅いものでしたら、
フレームタイプに利用できますし、
大き目の箱なら、仕切りを入れて、
いくつかの部屋にすることもできます。

バルサ材などを三角にカットして、箱の上に貼り付ければ、
三角屋根の家になります。
お好きな色を塗れば、ハウス本体が手軽に出来上がりますよ。

あとは、ミニチュア小物をいろいろ並べてディスプレイすれば、
それだけで素敵な、ドールハウスが出来上がります。

ドール用でも、実世界と同じように、いろんな家具が存在します。

まずはご自分のハウスに、どんな家具を入れたいでしょうか。
イメージしてみましょう。

人気のあるテーマの一つに、キッチンがあります。
古い開拓時代のキッチンに、注目する方が多いですね。

キッチンストーブ、
薪、薪入れのバケツ、
丸太のテーブルや椅子
棚、
カップボード
など、自分でも作れるものがいっぱいですね。

キッチンストーブは、小さい空き箱（風邪薬など）を黒く塗り、
煙突に見立てた丸棒を適当な長さに切って、同様に黒に塗り、
この空き箱に差し込むと出来上がります。

薪を入れる焚口部分は、厚紙を切って貼り付けます。

薪は、実際に枯れ枝を束ね、タコ糸などで縛っておくとそれらしくなりますね。

丸太のテーブルは、やはり実際の、やや太目の枯れ枝を脚にし、
バルサやコルクを天板にすると、趣のある家具ができます。

いろいろ工夫してみてくださいね。

ミニチュアの家具を作るのは、
ドールハウスの世界に足を踏み入れた人にとっては、憧れですね。

とりわけ、男性の愛好者に凝り性な方が多いようで、家具職人さんに弟子入りして
ミニチュア家具作りを学んだりしている方もいます。

なかなかそこまでやれる人は限られていますが、
廃材やバルサ材などを使って、簡単なものなら自作することも可能です。

まずは、作りたいものが決まったら、大まかなデザインを描いてみます。

一番簡単な家具と言えば、四角のテーブルやベッドでしょうか。

空き箱や適当な大きさに切ったバルサ材などに、脚を付けるだけで、できあがります。
＊４本の足を同じ長さに切るコツは、４本を束ねて一緒にカットすること。

あとは、好きな色に塗り、ニスなどで仕上げれば、りっぱな家具になりますよ。

クッションやテーブルかけで、色々アレンジも楽しめますね。

ビリー社は、
ドールハウスとミニチュアのキットやパーツを販売している会社です。


懐かしい、郵便局やたばこやなどの、昭和のシリーズや、
現代風なコーヒーショップやクレープ屋、
メルヘンチックな森の動物の家、
また、洋風のコテージハウスやマナーハウス、
さらにフレームタイプのドールハウスなど
たくさんのラインナップの中から、好きなキットを選んで組み立てるだけ。


ビリーのドールハウスは、すでに、すべての材料がセットになっていますから、
あれこれ材料選びに悩んだり、集めたりする必要がありません。

材料の無駄なく、一つのハウスを作ることができます。


また、パーツも販売していますので、キットの製品にパーツをプラスして、
オリジナルなハウスを楽しむこともできます。

比較的簡単なものが多いので、
初心者の方でも、十分に楽しむことができますよ。

たくさんの家具の中でも、ベッドは簡単で応用範囲の広いアイテムの一つです。

① かまぼこの板や、
もしくは１センチ程の厚みのバルサ材を、好みの大きさに切って使います。

② キルト芯をのせ、布でくるみます。
③ 脚の部分は、５ミリ～７ミリの角棒、または丸棒を、
１センチから１．５センチ程に４本カットし、貼り付けます。

＊脚４本を、１本ずつカットすると、微妙に長さが変わってしまいがち。
４本をテープでまとめ、一緒にカットするようにします。

＊もっと簡単にするなら、脚を付けない方法があります。
　 バルサ材を半円プラス１センチほどの形にカットし、好みの色を塗って、
ベッドの頭の部分と足側に貼り付けます。

④ 掛け布団や、枕、クッションなどを作って、ベッドに掛けてできあがり～。
＊キルト柄のプリントを使うと、おしゃれですね。
プリントは、なるべく細かい柄を選ぶのがポイントですよ。